鍼と灸の効能

五十肩

60代でも五十肩?!

30歳を過ぎるといろいろ問題が起こってくることがあります。

神経痛、肩こり、腰痛、etc、そしてよく言われる四十肩、五十肩もそのひとつです。

 

なんとなく肩の辺りに違和感を覚えて、「疲れてる、使いすぎた?」などと言っていると痛みが出てきて、それがだんだんひどくなり、ある日「腕が痛くて上がらない!」ということになります。

また他の人に「それって五十肩じゃない?」といわれると思わず「違う!四十肩!」と、いらぬ反論をしてしまうこともしばしばあります。(笑)

☆あ、挙がらない!

髪の毛が上手く梳けない。

洋服の袖に手を通すときに痛い。

ズボンのお尻のポケットに入っている財布や定期が取れない。

などとにかく腕が上げられないのでいろいろ不具合がでてきます。しかも人によって症状はさまざまで”前に腕をあげられない””後ろに回せない”等で、ひどい人になると夜寝ていても痛くて起きてしまうこともあります。

使いすぎ、油切れ

あわてて整形のお医者さんに行くと一言「あー五十肩ですね」と言われ、愕然としてしまうわけです。実はこの四十肩・五十肩は「肩関節周囲炎」と言われるものの中の一つで、肩の周りに起こる炎症をいいます。平たく言えばその人の許容範囲を超えて使いすぎてしまったためとも言えます。

 

そういう私も一時期なりかけました。

そのときのお医者さんは「うーん、ほら、油切れですよ」。なんだか非常に判り易かったのです。

 

四十肩・五十肩の多くは放っておいても半年から1年ぐらいで自然に治りますが、その間痛みや「ほんとに治るの?」という不安がでてきます。

整形外科では肩関節のどの部分に炎症が起こっているかを検査・診断して、痛みには消炎鎮痛剤などを処方してくれます。

でも、それだけでなく”鍼灸”をすることで、より早く回復してくれることが多いのもこの症状の特徴でしょう。

いつ”鍼灸”をするのがいいの?

四十肩・五十肩は先ほども言ったようにはじめ違和感があり、そのうち痛みが出てきて動かすことができなくなります。(なにしろ痛いので)当然動かさないで我慢しているうちになんとなく痛みが治まり、やっとなんとか動かせるようになるわけですが、この動かせない時期が問題です。人間の体は使わなければ衰えるという法則があります。もちろん、肩関節も例外ではありません。肩関節ではなくその周りにある筋肉が衰えてしまうわけです。ですから整形外科でもストレッチや壁を使った尺取虫運動、アイロンを使ったアイロン体操などを教えてくれます。

 

鍼灸もこの痛みが少し治まってきたところで開始すると筋肉の衰えを軽減し、なおかつ痛みも軽くしてくれます。

鍼灸で強ばっている筋肉のアプローチをして「ゆるみ」を作ってあげます。

痛みがあり「ピーン」とつっぱった状態で使えなかった筋肉に浅い鍼や柔らかな灸で温めてあげることで、固くしまった糸を少しずつ少しずつ緩ませ、ほどいていくようにします。

(糸のようにこんがらがっているからといって、切ってしまうわけにはいきませんから)

少しゆるんだら軽くストレッチをしておきます。

痛みがあるとどうしても無理な姿勢になりやすくなり、これが他のところに影響してしまいます。そうなる前に鍼灸で全体を整えてあげましょう。

温めよう!

お風呂でゆっくり温めるのもいいですね。そして、実はお灸が結構気持ちいいものです。

温めて、温めて、筋肉を柔らかくして、あまり衰えないようストレッチや壁を使った運動をしてみる。でも絶対無理はしない。たくさん運動したから早く治るということはありません。

 

上にも書いたように”肩のつっぱりが出てきたら、鍼灸でゆるめる”を繰り返すのも早く治す方法のひとつです。

痛いですけど焦りは禁物です。ゆっくり時間をかけてなおしていきましょう。

 

一度、気軽に鍼灸の門をたたいてみませんか?

意外に好いものですよ。

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症状の一覧

ここでは、季節にあわせた様々な「症状」に対して「鍼・灸」がどのように効いていくかを説明していこうと思います。

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